私のちオレときどき僕

年収400万の家づくりノート、子育て、想うことなど。日々を綴ります。

己の運に自信はあるか? 〜金の卵をつかみとれ〜

先日、マイホームに関するあれやこれやを聞いた後、ファミレスでそのままダベっていたところ、唐突に王さんにこう言われた。

 
王「はるよぉ…」
私「はい」
王「オメェ…自分の運に自信はあるか?」
 

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な、なんだろう。王さんはいつになく神妙だ。
 
王「実はな…」
 
すっと携帯を差し出す王さん。その画面には一枚の絵が描かれていた。この絵は見たことがある。
 
私「…ええと…パズドラっすか?」
王「そうだ…」
 
王さんは険しい表情のままタバコに火を付ける。
 
王「はる…オレはな。Sレアの悟空と悟飯が欲しいんだよ」
私「あ、そうすか」
王「そうすか、とはなんだ!石があと10個しかねーんだよ!チャンスはあとたった2回なんだ!」
私「あーはいはい。大変すねー」
 
心配して損こいた。なんのこたぁない。今パズドラでドラゴンボールコラボをやっているのだ。確か先週くらいにそんな話を聞いた気がする。一応、知らない方のために補足しておくとパズドラは魔法石と呼ばれるダイヤを5個持っているとレアガチャが1回引けるというシステムだ。基本的に魔法石はゲームをプレイしてステージを進めていくことで入手出来るがこの方法はかなり時間がかかる。手っ取り早く増やすには課金して購入するほうが一般的だ。
 
私「で、私に引けと?」
王「オレはダメだ…くじ運に自信があるなら是非お願いしたい」
 
むう。正直、ジャンケンやくじ運はあまり良くないほうだ。中の下くらいだと思う。この会話を隣で聞いていた慶さん。
 
慶「じゃ、オレがやってやるよ」
王「そうか。頼む」
 
シュッ、カシーン。
コロンコローン。
 
ドラゴンのお腹から転がり出る、銀色の卵。
 
王「ぐあああああ。ヤムチャじゃねーか!ダブってるし!」
慶「さすがオレ。所詮咬ませ犬ってことだな…」
 
残すはあと1回。
ゴクリ。
 
私「…じゃあ次、オレ行きます」
王「…」
 
シュッ、カシーン。
コロンコローン。
 
再び転がる銀色の卵。
 
王「ぐおおおおおお。ク、クリリン!これもダブりだー!畜生…クリリンのことかァーーー!」
私「すんませんすんませんっ(;^_^A」
 
こうして王さんの魔法石は無くなった。
 
王「あー、マジでiTunesカード買って課金しようかなぁ」
 
とブツブツ言いながら王さんがトイレへ向かって席を外した時のこと。
そういえば、パズドラ…自分も長らくログインしてなかったけどインストールはしてたなぁと思い出し、起動してみる。
アップデートやなんやかんやして、残りの魔法石をみたら、15個。おっ、3回引けるじゃん。やってみよー。
 
シュッ、カシーン。
コロンコローン。
 
銀色。
 
チャオズかー。
やっぱなかなか出ないもんなんだなぁ。いいや、残りも引いてしまえ。
 
シュッ、カシーン。
コロンコローン。
 
金色…
 
うえっ!?金色!?
 
シュパーン!
 
 
お、おおおう!
なんだろう、このやってしまった感は。ええい、ままよ!もいっちょ!
 
シュッ、カシーン。
コロンコローン。
 
金色+!
 
 
しかも悟飯のダブりキタ――(°∀°)――!
 
慶「おーはる、すげえじゃん。パズドラってトレードとかって出来ないの?」
私「出来ません…」
 
しばし考えた後。
悟飯の画像を表示させたままの自分の携帯をそっと王さんの席に置いておく。
 
3分後。トイレから戻ってきた王さんが地獄の底から響くような断末魔をあげたのは言うまでもない。
 
ごめんね、王さん(;^_^A