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私のちオレときどき僕

年収400万の家づくりノート、子育て、想うことなど。日々を綴ります。

気をつけたいSNSとの付き合い方。Facebookアカウント削除に追い込まれた友人の話

僕の友人、原田(仮名・男性)の話。
原田と僕は高校時代からの付き合いで、半年か一年に一度ふと思い出したように連絡を取り合って飲みにいく...そんな割と緩い関係だった。
 
だった、というのは最近になってFacebook上でも友達になったため、お互いの更新情報でお互いの近況がなんとなく伝わる...そんなに関係に変化したからである。とはいえ僕も原田もそんなに熱心なFacebookユーザーではなかったので、近況報告が一年に一度から月に一度の頻度に変わったくらいではあったけれど。
 
そんなある日のこと。
僕がいつものようにFacebookのメッセージをチェックしていると「Facebookユーザー」と表記された見慣れないアカウントが目についた。「誰だろう?」と不思議に思って選択すると、過去に原田とやりとりしたメッセージ履歴が表示された。
 
これが原田のアカウントが消去されたのだと飲み込むのにそんなに時間はかからなかった。彼の更新を見るのが楽しみだったので残念だなという気持ちと、元々そんなに熱心でも無かったから飽きたのだろう、と納得する気持ち、半々くらいだった。
 
飽きただけだったらそのうち再開しないかな、と淡い期待を抱いていたのだが一ヶ月二ヶ月、半年と経っても復活する気配は無い。まぁ人それぞれだ。致し方ない。
 

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そんなことがあってから一年ほど。いい加減ほとぼりが冷めた頃に偶然原田に会う機会があって久々に飲みにいくことになった。話の流れでFacebookの話題になったので
 
「はらだー、お前なんでいきなりアカウント削除してんだよー」
 
と冗談っぽく振ると、急に真面目な顔になった原田は、「実は」と語り出した。
 
「あやうく失職するところだったんだ」
「え?」
 
聞けばこうだ。
ある日、原田は仕事で知り合いになったお客さん(男性)と飲みに行くことになった。趣味の話など色々と話しているうちにすっかり意気投合。楽しい一夜を過ごしてFacebookでも友達になった。
翌日。良い気分が冷めやらぬまま会社へ出社すると、すぐさま上司に別室に呼ばれた。
 
「原田君、大変なことになっている。これを見たまえ」
 
上司のパソコン見るとFacebook。そこには昨日のお客さんと自分が楽しそうに飲んでいる写真。そしてご丁寧に
 
「凸凹商事の原田さんと居酒屋○○で飲んでます♪」
 
とメッセージまでそえてある。
 
原田はあっと息を飲んだ。
上司はため息をつきながら続けた。
 
「マズイんだよ、こういうのは。癒着とか便宜をはかるための接待とか、世間にはそう見られるんだよ。事実がどうであれ、な」
 
「はい…」
 
事実、原田はやましいことをしていたわけではない。飲み代金も律儀に割り勘だった。しかし、上司の言葉の通り世間の目が許さない。原田の勤め先は誰でも知っている大企業というわけではないが、その業界内ではよく知られた存在。ライバル企業に知れたら格好のネタにされることは間違いない。
 
「実はついさっき、先方から謝罪の電話があった。もうすぐこの画像は削除される予定だ」
「そうですか...」
「お前の軽卒な行動がもたらしたことでもある。しばらくはSNS活動は禁止だ」
「わかりました...」
 
結局、原田はその日のうちにFacebookアカウントを削除した。
会社からはアカウントを削除しろとまでは言われなかったらしいが、もう色々と面倒臭くなって削除してしまったらしい。
楽しい一夜から一転、がっくりとうなだれたの一日となったのだった。
 
 
ネットとリアルをリンクさせて実名(もしくはそれに準ずる情報)で活動することには常にメリット・デメリット双方がつきまとう。SNSは使いこなせば楽しく便利なツールだが、振り回されないように注意したい。   
 
 
(終) 
 
 
 ***
 
 
あとがき。
以下の記事を読んで思うところがあって書きました。 
 


Twitterで身バレしないように気をつけていること - ネットの海の渚にて

 

正確には気になったのは記事よりブコメ。読んでいると予想以上に「参考になります」「気をつけないと」という系統の声が多かったのでおっさんとしては少々驚いた。もう少し「常識でしょ、今さら何言ってんの」という声が多いかと思っていたので。

あと別の場所で「古参どもの意見は今のネットの時代にそぐわない。これからは実名がスタンダードになるしそれで良いじゃん」という趣旨の発言をされていた方が複数人いまして。それはまぁ確かにそうだし、元記事はTwitterの話なので若干違うんですけれども、根っこにある問題は同じだと思っていて。便利な道具も一歩使い方を間違えると今回のように最悪失職するとかそういうリスクもあるので、それを踏まえた上でネットもリアルも行動したいよね、と。ネットがあることが空気のように当たり前なデジタルネイティブ・ソーシャルネイティブな皆様にも伝えたかった次第です。

 

こちらからは以上です。