私のちオレときどき僕

年収400万の家づくりノート、子育て、想うことなど。日々を綴ります。

本当の強さとは。自らの弱さを受け入れること

昨日の夜。24時を少し過ぎた頃だっただろうか。眠る前にネットをふらふらと巡回していたところ、ひとつのエントリに出会った。さらさら録。なぎさらささんがこれまでの歩みを綴ったものだった。

 


とある自活できてない非正規社員のこれまで - さらさら録

 

これだけの痛みをなぞり、半匿名とはいえ公の場に晒すのはいかほどの覚悟だったのか。例え衝動的に必死にキーボードを叩いたのだとしても、公開する前にためらいはなかったのか。ふと、ある詩人の言葉を思い出した。

 

 

詩とは防禦の姿勢を忘れて歌うこと。そうか、このエントリは、紛れもなく、詩だ。私はここにいるという叫びであり、生きている証明。自らの体験を通して現実に存在する問題を伝えたい、というただただ純粋な気持ちに触れて胸が熱くなった。だが安っぽい同情など失礼なだけだ。私に彼女の苦しみなど分かりようはずもない。ただ一言「ありがとう」とだけコメントをした。

 

本当の強さ。

それは自らの弱さを認め、受け入れること。

消してしまいたくなるような過去も含めて、全てが自分なのだと。

自らを否定せず、許すこと。

みっともない格好のままで。

情けなさを隠すように、はにかみながら笑って。

今日も明日も明後日も。

生きていく。