モテ男の悩み?モテる=結婚出来るではないという話
かの福沢諭吉は
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言った。
I have a dream の演説で有名なキング牧師も人間は皆平等だと訴えた。
しかし、実際には人は生まれながらにして不平等である。
この世の中には2種類の人間がいる。
それはすなわち、モテる人間とモテない人間だ。
こんなことを言うと嫁さんには申し訳ないのだが、私はお世辞にもモテる側の人間ではない。
その証拠に、高校の同窓会で恩師に結婚しましたと報告したところ
「xxx君は結婚とは一番縁遠い人だと思ってた」
と真顔で驚かれたことがあるほどだ。恩師も笑顔でなかなかキツイことを言うなぁと苦笑いした同窓会の思い出。
その高校の同級生でルックス良しスポーツ万能かつ家柄も良いというパーフェクト超人的なモテ男が居るのだが、まだ結婚していないらしい。彼がどれくらいモテるかというと、そのモテ男と一緒に帰っていたら面識の無い他校の女子生徒(清純そうでかわいい)に突然
「あ、あのっ…実は前から…」
みたいに声をかけられたりしていた。勿論、その場において私の存在は完全なる空気であることは言うまでもない。
そんな彼が同窓会で再会した時に「誰か居ないかなぁ」とこぼしていたというのは何とも不思議なものだ。
モテ過ぎて一人の相手に絞り切れずダメということはあるのだろうか。もしくは性格に相当問題があるのか。
非モテの苦悩がモテ男に分からないのと同様に、モテ男の苦悩もまた非モテ男には分からない。
ただひとつ分かっていることは、世の中分からないことだらけだ、ということである。
(終)